
Red Hat Enterprise Linux 4 によるソフトウェア RAID 39
ドライブ障害が発生した場合の RAID 構成の復元
ソフトウェア
RAID 1
アレイ内のハードドライブに障害が発生した場合は、次の
3
段階の手
順で新しいドライブ上に
RAID
アレイを復元できます。
•
障害が発生したドライブを交換
•
交換したドライブをパーティション分割
•
md
デバイスに
RAID
パーティションを戻す
ドライブに障害が発生している疑いがある場合は、次のコマンドを使用して、各
RAID
デ
バイスの状態を確認できます。
cat /proc/mdstat
たとえば、
md0
デバイスから提供されるパーティションが不足している場合は、次の情報
が表示されます。
md0 :active raid1 sda1[0]
104320 blocks [2/1] [U_]
この出力結果は、
md0
が
RAID 1
デバイスとしてアクティブになっており、その
RAID
デバ
イス内でパーティション
sda1
が現在アクティブであることを示しています。出力
[
2/1
]
は、このデバイスでは本来
2
つのパーティションを使用できるはずであるが(
1
番目の
値)、現在はそのうち
1
つだけが使用可能であることを示しています(
2
番目の値)。出力
[
U_
]
は、最初のパーティションが使用可能であり(
"U"
により判別)、
2
番目のパーティ
ションがオフラインになっていることを示しています(アンダースコアにより判別)。
障害が発生したディスクドライブの交換
ハードディスクドライブに障害が発生した場合は、
RAID 1
が提供するデータ冗長性を保持
するために、故障したドライブをただちに交換してください。
故障したハードドライブを新しいものに交換する方法については、ご使用のシステムのマ
ニュアルを参照してください。
交換したドライブのパーティション分割
障害が発生したディスクドライブを交換したら、事前に
/raidinfo
ディレクトリに保存
しておいたパーティションを復元します。
ドライブ
sda
を交換した場合に、
sda
の元のパーティション構造を新しいハードドライブ
上に復元するには、次のコマンドを入力します。
sfdisk /dev/sda < /raidinfo/partitions.sda
ドライブ
sdb
を交換した場合に、
sdb
の元のパーティション構造を新しいハードドライブ
上に復元するには、次のコマンドを入力します。
sfdisk /dev/sdb < /raidinfo/partitions.sdb
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