
38 Red Hat Enterprise Linux 4 によるソフトウェア RAID
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パーティションテーブルのコピー
パーティションテーブルをコピーするには、パーティション情報を格納するためのディレ
クトリを作成し、
sfdisk
コマンドを使用して、各ディスクのパーティション情報ファイ
ルをそのディレクトリに書き込みます。
mkdir /raidinfo
sfdisk -d /dev/sda > /raidinfo/partitions.sda
sfdisk -d /dev/sdb > /raidinfo/partitions.sdb
これで、両方のドライブのパーティションテーブルがミラーパーティション上に保存され
るため、一方のドライブで障害が発生しても、もう一方のドライブに保存されているパー
ティション情報から、パーティションを適切に再構築することができます。
MBR 上への GRUB のインストール
RAID
の設定とオペレーティングシステムのインストールの間には、プライマリハードドラ
イブ(
sda
)の
MBR
上にのみ
GRUB
がインストールされます。そのため、プライマリハー
ドドライブで障害が発生したときには、システムは起動ディスクからしか起動できなくな
ります。この状況を避けるには、両方のドライブの
MBR
上に
GRUB
をインストールして
おきます。
2
番目のドライブの
MBR
上にも
GRUB
をインストールするには、
2
番目のドライブを一時
的にプライマリディスクとして定義します。このためには、
sdb
を
hd0
と指定し、
2
番目
のドライブに
MBR
を書き込むように
GRUB
に指示します。
GRUB
シェルに入るには、コマンドプロンプトで
grub
と入力します。
grub>
プロンプトで、次のように入力します。
device (hd0) /dev/sdb
root (hd0,0)
setup (hd0)
GRUB
により、
setup
コマンドの実行中にバックグランドで実行されるすべてのコマンドが
表示され、次に
setup
コマンドの成功を示すメッセージが返されます。これで、両方のド
ライブ上に
MBR
が存在することになり、どちらのドライブからでもシステムを起動できる
ようになります。
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